イエスの愛

イエス・キリストの愛についての日記

不倫と離婚

                     ヨハネ・ヤジロー

 

 イエスの愛といえば犠牲的な愛としての十字架の愛に代表されますが、女性への愛にも目が行きます。

 キリスト教は、結婚は男女が一体となる神聖な出来事、だから離婚してはいけない、と教えます。

女性が不倫をしたという以外の理由で男性側から別れることをイエス様は厳しく戒められます。マタイによる福音書五章27から32節にはこう書かれています。

 

「不倫をするな、と言われていることは聞いたことがあるでしょう。

 だけど、私はあなた達に告げます。

人妻を情欲で見る者は、みんな、すでに心の中で不倫をしたのです。

 それで、あなたの目で、右の目があなたを罪に落とさせるのなら、それを抜き取って投げ捨てなさい。あなたのためです。あなたの一部を捨てたほうが、あなたの体の全部が火炎地獄に投げ捨てられるよりは。

 また、あなたの右の手があなたを罪に落とさせるのなら、それを切って投げ捨てなさい。あなたのためになる。あなたの一部を捨てたほうが、あなたの体の全部が火炎地獄に行くよりは。

 また、言われています。妻を去らせる者は、妻に離縁状を与えよ、と。

だけど、私はあなた達に告げます。

誰でも、不倫以外の理由で妻を去らせる者は、彼女に不倫をさせることになります。去らせた妻と結婚する者は不倫をするのです。」

 火炎地獄と訳していますが、この言葉の直訳は、元来、廃棄物、動物、罪人の死体などを焼却した谷の名ゲヘナです。火の池とも訳せますか。

 まぁ、男性の単純な目から見れば、美人の人は大変です。それで、保守的なイスラムは女性の顔をベールで覆いスタイルがわからぬ服を着るのでしょう。

 今は女性の立場も強くはなってきていますが、当時は、男性の不倫には甘いところがあったようです。それで、イエス様は熱い火で焼かれる地獄に行くと男性に警告されています。女性には、2度と同じ過ちをしないようにとやさしく戒められますが。