イエスの愛

イエス・キリストの愛についての日記

愛はすぐ怒らない

 イエス様の愛つまりキリストの愛で一番目に来る特徴は第1コリント13章4節にある「すぐ怒らない」ことです。直(す)ぐ怒らない、と英語や日本語では訳されていない場合が多いので、日本語訳聖書では見当たらないかもしれません。ですが、世の中で一般的に多くなされている愛ある行いでは「すぐ怒らない」という行いです。

既存の聖書では直ぐ怒らないと訳すよりは、長く耐えとか辛抱、忍耐と訳すことが多いのですが、また、寛大とも訳せるでしょうが、現実的な行いとしては「すぐ怒らない」という行いです。それは、キリストの愛ですから、真に強い愛です。そのような愛は、弱者の辛抱や忍耐と似て非なるものなのです。真の強者の愛というもの第一の特徴は「すぐ怒らない」ことです。原語のギリシャ語では「長い時間を置いてから怒る」といいますか「執行猶予期間を置いてから怒る」というイメージで、「愛は怒るに遅い」とも訳せますか。それで、イエス様の愛は「すぐ怒らない」のです。忍び難きを忍ぶ愛とは似て異なります。ただ、長く辛抱や忍耐しているだけでは病気になりますから。

 では、真の強さとは何かといいますと「死に打ち勝つ強さ」です。それは、イエス様が十字架にかけられ死なれてから三日目に復活されたことに代表される強さです。

辱められても、なぶり殺しにあっても、復活される不死身の強さです。弱者の辛抱や忍耐ではありません。真の強者の忍耐だからこそ、すぐ怒らないのです。

中途半端に自分の強さに自信のある人は「すぐ怒る」ものです。

本当に強い人こそ「すぐ怒らない」ものです。そこにイエス様の愛があります。

 最終的に怒られるときは最後の審判のときです。その裁きの日の主はイエス様です。

その日までには回心や改心などしておく必要があります。確実に怒られますから。

ヨハネ・ヤジロー