イエスの愛

イエス・キリストの愛についての日記

病(やまい)

 病(やまい)               ヨハネ・ヤジロー

 

 イエス様が伝道を始められたのはガリラヤです。パレスチナ北部にあり、日本の琵琶湖を連想させるようなガリラヤ湖があり、パレスチナでは水と緑に恵まれた地方です。

そこで、「天国は直ぐ近くに来ている」と福音の宣教をされただけではなく、マタイによる福音書4章の後半には、人々のあらゆる病(やまい)を癒(いや)やされたと書かれてあります。そのためか、日本のクリスチャンの中によく見かける人にお医者さんや看護師がいます。

 マタイによる福音書4章23節から25節にはこのように書かれてあります。()書きの箇所は説明用の挿入でギリシャ語の底本にはありません。

「イエスはガリラヤ中を回られました。教会で教えられ、御国の福音を宣教され、民のあらゆる病を癒やされます。

その評判はシリア中に広まります。色々な病を持つ人、苦痛に苦しんでいる人、悪霊につかれて(心の病気にかかって)いる人、(月に打たれて)てんかんを患っている人、中風の人が、イエスのもとにみんな連れて来られました。彼らをイエスは癒やされました。

 そして、イエスに群衆が大勢ついてきました。ガリラヤ(地方)、デカポリス(ギリシャ植民の10の都市)、エルサレムユダヤ(地方)、ヨルダン川の向こう(東側)から。」

 悪霊に憑(つ)かれているという場合は、現代では、心の病気にかかっているという場合が多いようです。癲癇(てんかん)を患う原因は月に打たれたからだと思われていたようです。

 このことからもわかりますように、また、自分も周りの人の経験も含めてですが、イエス様の言葉や行いには人を癒やす力があります。この癒やすという言葉は、病を治すという狭い意味だけではありません。病を和らげるという意味も含まれています。

エス様の言葉や行いには神様の愛があります。

 

精神分析入門〈上・下〉 (1977年) (新潮文庫)

精神分析入門〈上・下〉 (1977年) (新潮文庫)